たまにTwitter上で見かけるのが、「私は〇〇がすごい好きだから、いつか〇〇に関わることをやれたらいいなー」という内容のツイート。
うんうんうん!いつかやれたらいいね!やれたらラッキーだよね!うんうん!
でも、なんでそれは「今やらないの?」「いつかやれたら」とは、それは何を待ってるの?
何か偶然にも、自分が求めてるものが降り注いでくるとでも思ってるの?
今回はそこに言及していきたいと思います。
実は誰しも好きなことがある
最近、学生さんと接する機会が多いんですが、よくこういう言葉を耳にします。
「私、ホントにやりたいことや好きなことがないんですよね」
いやいやいや、何を言ってるの!
やりたいことはともかくとして、好きなことがないのはおかしいでしょ!?
ではあなたは、毎日嫌いな部屋に住んで、嫌いな食べ物を食べて、嫌いなYouTuberばっかり見て、嫌いな人とだけ付き合って生活してるんですか!?
もしそういう環境の人がいれば、逆にミラクルだと思います。
でも、そんな人はほぼ100%と言っていいほどいないはず。
確かに、たまーに嫌いなものや人に関わらないといけないことはあるかもしれませんが、普段の何気ない生活や仕事の中にも、ほんの少しの「好き」を求めてるはずです。
自分が好きなことをもっと真剣に思い出してみてください。
その「好き」を頭に浮かべたままもう一度質問します。
「本当に自分のやりたいことはないのか」です。
例えば、今自分が興味あることや好きなことを、やりたいことに置き換えることはできないでしょうか!?
「私、寝ることが好きなんです」
そんなことで生活できるわけがない、等と正論を叩き込んでくる人もいます。
でもそれは発想が単純なだけです。もっと思考を巡らせてない証拠です。
例えば、「寝ることが好き」だけど、寝る時間がなかなか取れないのは何故かと考えてみましょう。
例えば仕事が忙しいとか、例えば勉強が忙しいとか、理由はそれぞれだと思います。
では、「寝る時間」を確保するために時短できることがないかを考えて見ましょう。
仕事が忙しいのであれば、仕事の能率を上げるだとか、いっそのこと早く終わる仕事に転職するとか。どうせやりたいことが特にないのであれば、どんな仕事に変わっても問題はないはずでしょう。
「寝ることが好き」っていう例えから、ちょっと無理矢理な例えに持ってきてしまいましたが、ここで言いたいのは、その「好きなこと」にもっと時間を割くために真剣に考えたことがあるか、ということです。
一見バカバカしい例えと思うかもしれませんが、人から見るとバカバカしいと思うことに真剣に考えて取り組んでいる人がこの世の中にはいます。かく言う僕もそのうちの一人です。
「好きなこと」に時間が割けないとほざいてる人は、真剣さが足りないし、言い訳を並べて自分を正当化させてるだけ。
初めに戻りますが、どんな人でも誰しも「好きなこと」があるはずです。その自分が「好きなこと」について、本気で考えてみてください。
やると決めたらまずは行動してみる
次は、好きなことを実行に移すだけです。
ここで多くの人は「とはいえ、何からやればいいのかわからない」と思ってるはず。
1ついいことを教えましょう。
「そんなこと、みんなわかってたら誰も苦労しないわ」
「何からやればいいのかわからない」と思ってる人は、どこかで「本当にこのやり方であってるのかな…」とか「このやり方で失敗しないかな…」って思ってる人が大半だと聞いてます。
そういう風に考えるのは、まぁ理解しますが、さっきも言った通り、正解とか失敗とかに捕らわれすぎたら、何も行動を起こせなくなります。
少なくとも、今あなたが考えてること、実行しようとしていることは、そんなに前例がないものかもしれません。
でも、前例がないからこそやる価値があるのであって、初めにやった人の方がいろんな面で有利に立てるはずです。先行者利益ってやつですね。
学生の頃、ドリンクバーで「複数のドリンクを混ぜる」みたいなことをやった経験があると思います。(男子だけかな…w)
その行為って普通に考えたらアホな行動ですよね。しかも、お店的にもオススメしてる行為ではないはずです。
でも、それを最初にやった人は、他のやってない人に比べて経験値が圧倒的に勝るわけです。
もちろん、激マズドリンクができることもあるでしょうが、何度か繰り返してると、他の人は絶対に知り得ない新感覚ドリンクができあがるのです。
もうこの味は、初めてドリンクバーで複数のドリンクを混ぜたことがある人にしかわからないものです。
- 新しい味を見つけることができた
- まずい組み合わせも見つけることができた
こういった発見から、次の展開に繋げることができます。
若干回りくどい例えを紹介してしまいましたが、要するに、やると決めたらすぐ行動に起こすことは、誰よりも早くやることが重要とも言えるので、前例のない新しい試みは進んでやっていきましょう。
何事も全力でやったほうがいい理由
ここでようやくタイトル回収になるわけですが、感がいい人はもうここまで来ればだいたい察しはつくと思います。
冒頭で触れてたような「私はいつか○○に関われることがやれたらいいな」という願望は、今行動することに価値があるわけだし、先延ばしするメリットが果たしてあるのか、と自分自身に問いかけてみてください。
今やりたいと思っていることが実際にあるのであれば、それは今すぐに取り組むべきです。
しかも全力で。
中途半端に取り組むとどこかで必ず甘えが出てきます。
「元々本気でやろうと思ってなかったから」などと、誰に言い訳してるのかわからないような自己肯定をしちゃったりします。
自分がやりたいことがあるのに、自分で自分を守って、自分が言い訳してることを正当化してどうするの?って僕なら思っちゃいますね。
むしろそんな思考を巡らせるくらいだったら、逆にやらないでほしいとすら思います。
とまぁ、少し厳しめな言い方はしちゃいましたが、早い話が「できない理由を並べるくらいなら、できる方法を1つでも多く考えよう」って結論です。
最後に、僕が数年前にサンフランシスコに行った際に、シリコンバレーの起業家に対する日本人起業家のやり取りがこちらになります。
〜質疑応答タイムでの出来事〜
日「質問があります。自分がやってきたビジネスや事業で失敗したときってどうされてるんですか?」
シ「失敗?失敗ってなんだい?それは君たちが勝手に『失敗』と決めつけてるだけだろ。僕らは失敗なんて考えはないよ。成功するまでやるだけさ」
この受け答えにはさすがの質問者も返す言葉がなかったようですw
教訓
鉄は熱いうちに打て